病棟・診療科別 部門紹介
横須賀共済病院は許可病床数735床の総合病院です。看護単位は病棟17、外来2、手術室1の合計20。超急性期から慢性期、回復期、在宅看護まで幅広い領域があり、医師と看護師、コメディカルのチームが各専門性を発揮しています。その現場となる各診療科の紹介です。
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- A棟2階病棟 周産期センター(産科・NICU)・小児科
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周産期センター(産科・NICU)・小児科 【病床数】 NICU6床 NCU3床 産科21床 小児科15床
病棟のカラーはピンク色で、明るい雰囲気を心がけています。陣痛室、分娩室、新生児室があり、A棟の中でも一番広いスペースになっています。スタッフは助産師と看護師で構成され、産科、小児科、NICU の固定チームナーシングを行い、それぞれの専門性を活かしながら、各チーム間の連携を図っています。NICUでは、妊婦の産前訪問やカンガルーケア、産科では助産師外来や母乳推進、小児科では保育士と協働し、母子への関わりに力を入れています。近年の社会情勢の変化により、家族関係が複雑になり、医療職への期待も多様化しています。次世代を担う子どもたちの健全な育成と母子の手助けになるように、日々努力しています。
主な疾患・治療
- ●経腟分娩
- ●帝王切開
- ●切迫早産
- ●前置胎盤
- ●早産児
- ●低出生体重児
- ●小児の疾患全般
めざす看護・部署テーマ
総合周産期センターの開設を目指して、看護実践を共有し、チーム間の連携を強めよう
スタッフ構成の特徴
- ●NCPR(新生児救急蘇生)Aコース 5名、Bコース 多数、インストラクター 3名
- ●AEAJマタニティアロマアドバイザー 3名
- ●アロマテラピーインストラクター 2名
- ●アロマセラピスト 1名
- ●マタニティヨガ指導者 2名
- ●ベビーマッサージインストラクター 1名
- ●受胎調節実施指導員 13名

- A棟3階病棟 循環器内科・心臓外科
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循環器内科・心臓外科 【病床数】 39床
救命救急センターやCCUで初期治療を終えた後の急性期の循環管理、リハビリテーション、生活指導、退院支援など、入院から退院までの循環器看護を学習できます。不整脈治療(アブレーション)のために全国から患者様が来られ、心房細動のアブレーション治療件数は年間1000件を誇ります。看護でも当院を選んで頂けるよう、アブレーションを受ける患者様の不安や苦痛を軽減すべく看護研究を積み重ね、毎年日本循環器学会で発表しています。患者様にとって必要なことは何か、その根拠は何かを考える姿勢で、どのようなことにも真剣に取り組みます。チームワークを大事に1日2回のミーテイングで業務調整や相談をして、みんなで助けあい頑張っています。
主な疾患・治療
- ●不整脈
- ●虚血性心疾患
- ●各種心臓弁膜症
- ●急性大動脈解離
- ●アブレーション
- ●ペースメーカー・ICD植え込み
- ●冠動脈形成術
- ●弁置換術
- ●人工血管置換術
めざす看護・部署テーマ
少しでも安心・安楽に治療が受けられ、当院に入院して良かったと感じてもらえる看護
スタッフ構成の特徴
- ●幅広い年代の看護師が揃っている
- ●病棟独自の心電図モニターに関する勉強会・認定制度がある

- A棟4階病棟 消化器外科・形成外科
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消化器外科・形成外科 【病床数】 45床
消化器外科では、乳房を含め、消化器疾患の患者様を対象としています。ストーマ造設の患者様も多く、皮膚・排泄ケア認定看護師と術前のストーマサイトマーキングを行い、ストーマと共に生活するためのセルフケアを大切に、患者様とご家族に丁寧な関わりを持っています。乳がんの患者様の女性性に十分配慮し、治療の選択に関する情報提供や相談、術後の生活の質も視野に入れた看護実践を心がけています。形成外科では、美容形成や皮膚の潰瘍や病変、下肢病変等の患者様の看護をしています。早期回復を目指し、廃用症候群の予防と生活指導を実践しています。患者様やご家族の意思決定支援を大切に、退院支援にも取り組んでいます。
主な疾患・治療
- ●周手術期看護と術後の生活に着目した指導
- ●術後合併症予防
- ●入院前の日常生活機能を可能な限り低下させない看護実践
- ●緩和医療
めざす看護・部署テーマ
相手を思い、声かけひとつで「いい看護」
スタッフ構成の特徴
- ●集中ケア認定看護師 1名
- ●乳がん看護認定看護師 1名
- ●Dr.Vodder 認定MLD・CDT セラピスト/AFPDML指定Drainage lymphatique manuel et pose de bandege 修了 1名
- ●ストーマケアの学習会に多数参加している

- A棟5階病棟 消化器内科
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消化器内科 【病床数】 45床
消化器内科単科の病棟で、「食べる」という人生の大きな楽しみを障害されている患者様の苦痛に向き合い、多職種と連携して患者様やご家族を支えています。スタッフ構成は、緩和ケア認定看護師や、実践能力の優れた中堅看護師、子育て中のママさん看護師、アルバイト勤務者など、多様な背景の看護師が、それぞれ自分にできることを精一杯やりながら、ワークライフバランスを大切にした勤務体制を取って協力し合って働いています。終末期にある患者様の希望が叶えられるように、チームで取り組んでいます。受け持ち看護師体制を充実させ、さらに患者様に寄り添った看護を実践し、多職種が一丸となって最善の医療を提供していきたいと思っています。
主な疾患・治療
- ●悪性腫瘍
- ●急性肝炎
- ●胃潰瘍
- ●胆嚢炎
- ●急性膵炎
- ●化学療法
- ●放射線療法
めざす看護・部署テーマ
人材を人財に変え、目標達成に向けて取り組もう
スタッフ構成の特徴
- ●緩和ケア認定看護師 1名
- ●NST専門療法士 1名

- A棟6階病棟 整形外科
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整形外科 【病床数】 44床
年間600件以上の整形外科手術が行われています。周手術期の看護や術後リハビリテーションに力を入れています。早期離床への意識を高く持ち、患者様やご家族の意向を大切にしながら、患者様の持つ力を最大限に引き出す看護をめざしています。退院後の生活を見据えた個別性の高い看護を実践し、多職種と協働してADLの拡大を図ることで、早期退院に結びつけています。毎週、定期的に多職種カンファレンスを実施し、今後の方針について検討しています。患者様のADLの共有、リハビリテーションのゴール設定などを行い、早期退院のために重要な場となっています。楽しく・明るく・風通しの良い職場を目指し、ONとOFFの切り替えを意識して頑張っています。
主な疾患・治療
- ●大腿骨頸部骨折
- ●脊柱管狭窄症
- ●脛骨腓骨骨折
- ●変形性膝関節症
- ●脊髄損傷
- ●鎖骨骨折
- ●椎間板ヘルニア
- ●骨盤骨折
めざす看護・部署テーマ
廃用予防チームを立ち上げ、褥瘡予防、口腔ケアの充実に取り組もう
スタッフ構成の特徴
- ●経験年数が比較的長い看護師が多い
- ●個性を尊重しあう風土がある

- A棟7階病棟 脳神経外科・耳鼻科
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脳神経外科・耳鼻科 【病床数】 45床
脳神経外科では、脳腫瘍・脳梗塞・脳出血を発症した患者様が多く、麻痺や失語等の障害を抱える方にリハビリテーションでADLの拡大を図り、その人らしい生活が送れるように援助しています。長期治療となるため、家族を含めた精神的ケアも重要です。定期的に多職種カンファレンスを開催し、全患者様の治療計画を共有し、実践につなげています。耳鼻科では、甲状腺摘出等の手術目的・顔面麻痺・突発性難聴などの患者様が多く、眩暈や耳鳴といった症状による苦痛の緩和に努めています。一人でも多くの患者様とご家族に満足して頂けるように、日々頑張っています。看護師はやる気と元気が一杯で、病棟には笑顔があふれています。
主な疾患・治療
- ●脳出血
- ●脳梗塞
- ●頸動脈ステント留置術
- ●未破裂脳動脈瘤
- ●クリッピング術
- ●クモ膜下出血
- ●脳腫瘍
めざす看護・部署テーマ
患者の特徴をケアに活かし、残存機能を十分に発揮しよう
スタッフ構成の特徴
- ●男性看護師 6名
- ●ポジショニングを専門的に学んでいるスタッフが中心となって学習会を開催している

- A棟8階病棟 血液内科・腎臓内科
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血液内科・腎臓内科 【病床数】 45床
血液内科は、主に白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の患者様が入院しています。治療は化学療法や各種輸血、造血幹細胞移植を行なっています。腎臓内科は、主に慢性腎臓病、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群の患者様が入院しています。患者様やご家族の方が病気を理解し、退院後も自己管理できるよう生活を考えた指導を行なっています。スタッフみんなが声をかけ合い、お互いに協力しようとする空気が常にある温かい病棟です。治療の進歩がめざましい領域であり、定期的に開催する勉強会では医師や看護師が積極的に講師となって、みんなで学習を深め最新の知識や技術を磨いています。
主な疾患・治療
- ●白血病
- ●悪性リンパ腫
- ●多発性骨髄腫
- ●化学療法
- ●造血幹細胞移植
- ●慢性腎臓病
- ●糸球体腎炎
- ●ネフローゼ症候群
- ●腎生検
- ●シャント手術
めざす看護・部署テーマ
患者と家族の思いに添った、みんなが笑顔で幸せになれるチーム医療の展開
スタッフ構成の特徴

- A棟9階病棟 呼吸器内科・精神科
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呼吸器内科・精神科 【病床数】 45床
肺がん、呼吸不全、肺炎、気管支喘息などの患者様が多く入院されています。呼吸ケアや緩和ケアに積極的に取り組み、化学療法や放射線療法を受ける患者様の疼痛や呼吸困難などの症状緩和を大切にしています。受け持ち看護師が中心となり、多職種(医療相談室、退院支援室、リハビリテーション科、栄養科、薬剤科、リエゾン、緩和ケアチームなど)と連携を図りながら、患者様やご家族に寄り添った看護を提供しています。元気いっぱい、若いスタッフも多く、明るく活気のある病棟です。日々、カンファレンスや実践場面で看護の喜びや楽しさを分かち合いながら、チームみんなで頑張っています。
主な疾患・治療
- ●肺癌
- ●化学療法
- ●急性・慢性呼吸不全
- ●在宅酸素療法
- ●肺炎
- ●気胸
- ●気管支喘息
めざす看護・部署テーマ
「生きる看護」が見える・見せるチームをみんなで作っていこう
スタッフ構成の特徴
- ●呼吸療法認定士 3名
- ●緩和ケア認定看護師 1名

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- B棟2階病棟 産婦人科・循環器内科
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産婦人科・循環器内科 【病床数】 35床
産婦人科では、女性性の喪失感を伴う疾患や治療内容もあり、精神的支援を大切にした看護実践をしています。女性のライフサイクルを考慮し、仕事や家庭での役割を持ちながら治療に臨む患者様の生活面や社会面でも、個々のニードを満たすことを心がけています。助産師も配置されており、ハイリスク妊婦の看護や保健指導、死産後の看護、産科周手術期の看護を実践し、リプロダクティブヘルスや産科の知識・技術に関するスタッフへの教育役割を担っています。循環器内科では、高齢で入退院を繰り返す方もおり、退院後の生活を踏まえた支援を実践しています。食事や排泄などの基本的な日常生活行動で患者様のできることを広げる支援をしています。
主な疾患・治療
- ●卵巣癌
- ●子宮体癌・頸癌
- ●子宮筋腫
- ●切迫早産
- ●双胎管理
- ●妊娠高血圧症候群
- ●前置胎盤妊婦の管理入院
- ●心不全
- ●虚血性心疾患
めざす看護・部署テーマ
「ここに入院してよかった」「ここで働いてよかった」と感じられる看護
スタッフ構成の特徴
- ●助産師 3名
- ●NCPR(新生児救急蘇生法)2名

- B棟3階病棟 神経内科・循環器内科
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神経内科・循環器内科 【病床数】 36床
神経内科では、身体機能や嚥下機能など、残された機能を最大限に発揮し、その人らしい生活が送れることを目指して、患者様の個別性に応じた日常生活援助を大切にしています。パーキンソン病などの神経疾患を持つ患者様に対して、症状の変化を綿密に観察して内服調整に貢献し、リハビリテーション科と連携してチーム医療を行っています。循環器内科では、主に心臓カテーテル検査の患者様に対し、術前・術後を通して安心して検査・治療を受けて頂き、社会復帰を目指した専門的な生活指導を実施しています。どちらの診療科でも、専門的な知識・技術を深めることができ、看護師として着実に成長できる環境と支援体制があります。
主な疾患・治療
- ●脳梗塞
- ●脳出血
- ●パーキンソン病
- ●筋委縮性側索硬化症
- ●多発性硬化症
- ●重症筋無力症
- ●脊髄小脳変性症
- ●心不全
- ●心房細動
めざす看護・部署テーマ
安全第一の行動と安全文化の職場を育てていこう
スタッフ構成の特徴
- ●「自分の学びは病棟スタッフの学び」となるよう、研修会に参加したスタッフは積極的に学習会を開催し伝達講習している

- B棟4階病棟 消化器外科・皮膚科
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消化器外科・皮膚科 【病床数】 36床
治療中の「今」だけでなく、社会復帰や在宅へ繋がる看護を大切にしています。ボディーイメージの変容やライフスタイルの変化を余儀なくされる患者様も多く、その人らしい時間を過ごせることを目指し、知恵を絞り、あきらめない看護を実践しています。がんの終末期の患者様の在宅療養を支えるため、PCAポンプを用いた麻薬の持続静脈投与やCV・経腸などの栄養管理を行い、ケアマネージャーや訪問看護師など関係者間の調整や連携も密にしています。緩和ケアチーム、退院支援室、NSTなど多職種が垣根を越えて一丸となっています。看護師の教育体制では、新人看護師が段階を踏んで成長できるように、さらにそれ以降のキャリア形成支援も充実しています。
主な疾患・治療
- ●蜂窩織炎
- ●帯状疱疹
- ●悪性黒色腫
- ●胃癌
- ●大腸癌
- ●乳癌
- ●肝臓癌
- ●膵臓癌
- ●食道癌
めざす看護・部署テーマ
大切にしている看護を言葉にして実践できる職場をめざそう
スタッフ構成の特徴
- ●男性看護師 3名
- ●パパさんナース2名
- ●ママさんナース7名
- ●ストーマリハビリテーション講習修了者 1名
- ●実習指導者養成教育修了者 1名

- B棟5階病棟 消化器内科・内分泌内科
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消化器内科・内分泌内科 【病床数】 38床(内人間ドッグ1床)
上部・下部消化器系の検査・治療をはじめ、癌の精査・治療、終末期の患者様のニーズに合わせた看護をしています。内分泌内科では、糖尿病の血糖コントロールや2週間の教育入院など、急性期から慢性期までの治療・看護を担っています。患者様を中心とし、医師の指示により薬剤師によるインスリン自己注射指導や服薬指導、検査技師による自己血糖測定器の取り扱いや検査値の読み方の指導、栄養士による食事指導、理学療法士による運動療法がなされ、看護師は24時間の患者様の生活の中で指導された内容が実践されているかを観察し、セルフケアを支援しています。院内の糖尿病チームが主催する市民講座やイベントに、病棟看護師も協力しています。
主な疾患・治療
めざす看護・部署テーマ
看護の質の向上(3S:専門性・安全・誠実)を図り、専門性を発揮して楽しく仕事をしよう
スタッフ構成の特徴
- ●日本糖尿病療養指導士 1名
- ●安全エキスパートナース(院内認定) 3名
- ●ラダーⅢ修了者 2名

- B棟6階病棟 泌尿器科
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泌尿器科 【病床数】 38床
前立腺がん・膀胱がん・腎がんの手術件数が多く、腹腔鏡手術も導入され、低侵襲で根治率の高い治療が行われています。看護師は主に周手術期の看護を担っています。術前のストマサイトマーキングは、医師、皮膚・排泄ケア認定看護師と共に実践しています。ウロストミー指導、骨盤底筋体操、自己導尿や腎ろう・膀胱ろう管理など、泌尿器科特有の患者指導は多岐にわたり、やりがいのある充実したケアで溢れています。排泄は患者様の生活の質に大きく影響するため、患者様の個別性やプライバシーに配慮しつつ、セルフケアを高める看護を展開しており、看護師のスキルアップにもなっています。化学療法や緩和ケアもしっかり学べます。
主な疾患・治療
- ●前立腺全摘術
- ●膀胱全摘術
- ●経尿道的膀胱腫瘍切除術
- ●腎尿管全摘術
- ●経尿道的尿管結石破砕術
- ●経皮的腎砕石術
- ●経尿道的前立腺切除術
- ●前立腺針生検
めざす看護・部署テーマ
自己のキャリア形成と専門性が発揮できる・楽しく・やりがいのある職場づくり
スタッフ構成の特徴
- ●男性看護師 3名
- ●ウロストミーパウチの講習会参加者 多数
- ●安全管理エキスパートナース(院内認定) 2名

- B棟7階病棟 耳鼻咽喉科・眼科・歯科口腔外科
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耳鼻咽喉科・眼科・歯科口腔外科 【病床数】 35床
聞く・見る・食べる・話すといった基本的なニードを充足し、安心・安全・安楽に治療を受けて頂けるよう心がけています。発声ができない患者様とのコミュニケーション方法を工夫し、思うように意思疎通が図れない心理的苦痛や不安に十分配慮しています。在宅療養を意識して早期から吸引や胃瘻管理の指導を行い、放射線治療や化学療法による口腔内の粘膜炎や照射部の皮膚トラブルの予防にも力を入れています。眼科の角膜移植は11件(平成24年8月~25年6月)実施し、視力を取り戻した患者様が活き活きと生活しています。新人看護師の教育体制では、一疾患ずつ一人の患者様の看護が確実にできてから次にステップアップができるようにしています。
主な疾患・治療
- ●頭頸部癌
- ●甲状腺癌
- ●舌癌
- ●突発性難聴
- ●慢性副鼻腔炎
- ●睡眠時無呼吸症候群
- ●白内障
- ●水泡性角膜症
- ●角膜移植
- ●下顎水平埋伏知歯(親しらずの抜歯)
めざす看護・部署テーマ
相手の声、しぐさ、表情に耳や目を向け(傾け)、互いに認め合い、心に寄り添える看護
スタッフ構成の特徴
- ●がん放射線療法看護認定看護師 1名
- ●安全エキスパートナース(院内認定)2名
- ●臨床指導者研修 修了者
- ●看護管理ファーストレベル 修了者
- ●脳死移植院内コーディネーター
- ●ママさんナース 13名

- B棟8階病棟 腎臓内科
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腎臓内科 【病床数】 腎臓内科22床 透析室23床
腎臓内科病棟と透析室が同じフロアあり、腎センターとして三浦半島地域の透析クリニックや施設と病診連携しています。病棟看護師は、患者様の生活背景をアセスメントし、患者様やご家族と和やかなコミュニケーションを大切にしています。腎臓疾患は長期的な自己管理が重要ですが、とても大変なことです。特に、透析療法は生涯にわたり必要な医療です。食事療法や生活習慣の見直しなど、患者様の楽しみや心のゆとりを大切に、「患者様の生活の中に治療(透析)を組み入れていく看護」を大切にしています。透析室には透析看護認定看護師と透析療法指導看護師がおり、透析療法の知識と技術を持った専門性の高い看護を実践しています。
主な疾患・治療
- ●慢性腎臓病
- ●糖尿病性腎症
- ●慢性糸球体腎炎
- ●腎代替療法(血液透析・腹膜透析)
- ●看護師による腎代替療法の療法選択外来
- ●腎生検
- ●シャント造設術
めざす看護・部署テーマ
受け持ち看護師の役割を発揮して看護のやりがいを見出そう
スタッフ構成の特徴
- ●透析看護認定看護師 1名
- ●透析療法指導看護師 1名
- ●CAPD認定指導看護師 1名
- ●腎不全看護学会 所属4名

- B棟9階病棟 呼吸器内科・呼吸器外科
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呼吸器内科・呼吸器外科 【病床数】 35床
呼吸器疾患の外科的手術療法、化学療法、放射線療法が行なわれています。患者様とご家族に寄り添い、患者中心の看護を目指しています。在宅酸素療法(HOT)の生活指導ではビデオ教材を活用し、居住スペースの確認や機器設置場所の提案、歩行や入浴など、患者様の日常生活に即した指導を行い、患者様の出来ることを拡大して自信を持って生活できるように支援しています。患者様は苦痛を我慢し重症化してから症状を訴えることも多いため、関わりを密にして早期の介入ができるようにしています。新人看護師の教育では、個人の特性にあわせた支援を行い、呼吸器センターとしてA棟9階病棟と合同学習会を実施し、看護ケアの質の向上を図っています。
主な疾患・治療
- ●肺癌
- ●肺炎
- ●気胸
- ●COPD
- ●悪性胸膜中皮腫
- ●縦隔腫瘍
めざす看護・部署テーマ
ひとり一人が大切な人財、魅力ある職場を私達の力で作っていこう
スタッフ構成の特徴
- ●呼吸療法士 2名
- ●HOT・化学療法委員がおり、他科でHOT導入などがある場合は支援している

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- C棟2階病棟 回復期リハビリテーション
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回復期リハビリテーション 【病床数】 39床
身体機能、ADLの向上による寝たきりの防止と、家庭復帰を目的としたプログラムに基づき、集中的にリハビリテーションを行っています。家庭生活をイメージし、入院生活すべてがリハビリテーションとなるよう、医師・看護師・各療法士・薬剤師・MSWなどと協働した多職種チーム医療を実践しています。患者様が“元気”で“気持ちよく”病棟生活を送れるように、多職種とお互いの役割を尊重し協力し合って“やる気”を高め合い、専門職としての知識・技術を高めて“気品(プライド)”を持つ、という「4つの気」をスローガンにしています。患者様と回復過程を共有し、喜びを分かち合っています。全国回復期リハビリテーション病棟協会に加盟しています。
主な疾患・治療
- ●大腿骨頸部骨折
- ●脳梗塞
- ●脳出血
- ●クモ膜下出血
- ●変形性膝関節症術後
- ●腰椎圧迫骨折
- ●肺炎や術後の廃用症候群
- ●リハビリテーション治療
めざす看護・部署テーマ
看護の専門性を発揮し、患者・家族が納得できる退院支援を!
スタッフ構成の特徴

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- CCU 循環器内科・心臓血管外科
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循環器内科・心臓血管外科 【病床数】 18床
CCUとは、Coronary Care Unitの略称です。心臓や大血管に疾患を持つ患者様のための集中治療室です。4対1の看護体制で、綿密なケアを実践しています。急な発症により、生命の危機を体験している患者様やご家族の不安に寄り添いながら、的確なフィジカルアセスメントを行い、回復過程を支援しています。一人ひとりの患者様に対して質の高いケアを提供できるように、チーム全体で声をかけ合い、力を合わせて頑張っています。患者様が元気な笑顔でCCUを訪ねて下さったり、感謝のお言葉を頂くことも多く、そのような時に、改めて看護のやりがいや喜びを感じています。特殊性の高い部署ですが、看護師個々の特性に合わせて確実に成長できるよう、教育体制を整えています。
主な疾患・治療
- ●狭心症
- ●心不全
- ●大動脈解離
- ●弁膜疾患
- ●カテーテル治療
- ●心臓外科手術
- ●循環補助装置
めざす看護・部署テーマ
フィジカルアセスメントを向上させ、安全、安心、確実な看護をみんなで実践しよう
スタッフ構成の特徴
- ●男性看護師6名
- ●呼吸療法認定士 3名
- ●BLS取得者 4名
- ●ACLS取得者 4名
- ●栄養サポートチーム専門療法士 1名
- ●臨床心臓病学教育研究会循環器専門ナース 1名

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- 救命救急センター
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救命救急センター 【病床数】 20床 (ICU:8床 HCU:12床)
三浦半島地区の3次救急医療機関として、超急性期から一般病棟転出までの一連の看護を通し、患者様の生活水準を落とすことなく治療が進むように頑張っています。心肺停止状態蘇生後、脳出血、心筋梗塞、急性薬物中毒など、幅広い疾患・年齢層の患者様に対応しています。ICUは2対1、HCUは4対1の看護配置で、綿密な集中ケアをしています。2~3名の看護師がグループで患者様を担当する看護体制を取り、お互いに話し合い支え合いながら仕事をしており、新人看護師も安心できます。看護師の多くは、ACLSやJPTEC、呼吸理学療法などの資格を積極的に取得し、専門職として学び続ける姿勢があります。大変な職場だからこそONとOFFを上手に切り替え、プライベートも充実させています。
主な疾患・治療
- ●3次救急で搬送されてきた全患者
- ●心肺停止蘇生後
- ●高エネルギー外傷
- ●脳出血
- ●急性薬物中毒
めざす看護・部署テーマ
小グループ担当制の推進と定着を通じて、人材育成・業務改善を行おう
スタッフ構成の特徴
- ●集中ケア認定看護師 2名
- ●救急看護認定看護師 1名

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- 一般外来 16診療科
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一般外来 16診療科
一日の患者数は約1800名で、診療は午前65ブース、午後37ブース、外来化学療法室の治療患者数は年間8000名を超えます。健康づくりを支援する健康管理センターもあり、フロントには患者サービスフロアマネージャーも配置しています。禁煙外来、ストマ外来、透析や糖尿病に関する看護外来も充実し、患者様やご家族が、生活の質を維持しながら、安全に安心して社会生活を継続できるような支援や継続看護を行っています。一次予防から超急性期・慢性期と多くの学びがあります。若手からベテランまでチームワークを大切に、仕事と家庭生活とのメリハリをつけて楽しく働き、現場を盛り上げています。
主な疾患・治療
- ●外来化学療法
- ●救急外来 24時間稼働、救急車台数 年間8200件
- ●助産師外来
- ●禁煙外来
- ●フットケア外来
- ●ストマ外来
- ●糖尿病・透析療法の専門チーム
めざす看護・部署テーマ
忙しいときこそ声かけ、声だし、指さして、安全確認、笑顔でケアの提供
スタッフ構成の特徴
- ●年齢層・雇用形態も多様な看護師が活躍している
- ●皮膚・排泄ケア認定看護師 1名
- ●がん化学療法認定看護師 1名
- ●糖尿病療養指導士 1名

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- 中央手術室
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中央手術室 【手術室】 15室
頭から足の先までのあらゆる手術を行っています。全身の解剖を間近で学習でき、病棟では学べない専門的な知識・技術を身につけることができます。術前・術後訪問を充実させ、安全に、安心して手術を受けて頂けるように、麻酔中の患者様の代弁者としての役割を果たすべく日々努力しています。手術室内には患者様の好みのBGMを流し、和やかな雰囲気づくりをしています。看護師の教育体制では、3年間のプリセプター体制をとっており、個々の成長に応じた支援を行っています。また、各科の手術の基準手順やポイントがわかりやすいよう動画を作成し、初心者でも安心して手術介助を学ぶことができる環境があります。
主な疾患・治療
- ●年間約6500件の手術に対応している
- ●悪性腫瘍から良性腫瘍、帝王切開など疾患を問わず全科に渡る
- ●侵襲の少ない内視鏡下手術が多く、幅広い
めざす看護・部署テーマ
安全で質の高い看護を提供できるためのスキルアップを今やろう
スタッフ構成の特徴

- 放射線科外来
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放射線科外来
放射線を用いる治療・検査と内視鏡の検査及び治療を受ける患者様を看護しています。誕生直後の赤ちゃんから高齢者まで、疾患も様々です。安全・安楽の確保、不安や苦痛の軽減を基盤に、短時間ではありますが、患者様に寄り添った看護を大切にしています。不整脈・脳出血・腹部外傷などのカテーテル治療、吐血下血や誤飲など、緊急場面での迅速な対応が求められますが、医師・臨床工学技師・放射線技師など多職種チームが一丸となり、チームワークの良さで患者様の命を救いQOLの向上に貢献しています。看護師の健康管理も徹底され、放射線線量計による線量チェックや年2回の電離放射線検診などにより、安全な労働環境が整えられています。
主な疾患・治療
- ●不整脈アブレーション治療 約1000件/年
- ●虚血性心疾患カテーテル治療
- ●脳血管カテーテル治療シャント血管形成術
- ●早期胃癌・大腸癌の粘膜下層剥離術
- ●がん放射線治療(リニアック治療)
- ●ペースメーカー植え込み
- ●下肢血管形成術
めざす看護・部署テーマ
24時間365日多職種協働で緊急検査・治療に迅速に対応し、安全・安楽な看護
スタッフ構成の特徴
- ●消化器内視鏡技師 5名
- ●認定IVR看護師 1名
- ●放射線医学総合研究所主催の放射線看護課程修了者 6名
- ●医療安全管理者研修修了者 2名
- ●認定看護管理者制度ファーストレベル教育課程修了者 2名

- 退院支援室
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退院支援室
外来や病棟の主治医や看護師と連携しながら、3名の専任の看護師が活動しています。一般には退院調整看護師と呼ばれています。定期的なラウンドで病棟看護師と連携して「患者に寄り添い、患者の思いに沿って、支えていく」ことを大切にしています。在院日数が短縮化され、在宅で高度で複雑な医療処置が必要な患者様も増えています。地域連携を重視し、退院前カンファレンスでは、地域の往診医や訪問看護師、ケアマネージャー等が来院し、院内の主治医・看護師等と合同でケースカンファレンスを行っています。家に帰りたいという患者様の思いを受けとめ、入院から退院後を見据えた継続看護をするのは、看護師の大きなやりがいにも繋がります。
主な疾患・治療
- ●がん患者56%(平成24年度退院調整介入患者疾患別)
- ●疼痛管理69%、呼吸管理10%(平成24年度退院調整介入患者医療依存度)
めざす看護・部署テーマ
患者様が望む場所に帰れるように支援しよう
スタッフ構成の特徴
- ●看護実践の経験が豊富な看護師が揃っている
- ●看護管理フアーストレベル・セカンドレベル修了者
- ●実践教育センター「地域・在宅支援課程」修了者

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- 分院 看護部
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分院 看護部
横須賀共済病院 分院は、許可病床数 285床
(一般病床203床、療養病床46床、介護療養型医療施設36床)、介護療養型医療施設と療養型病床群を設けた、主に慢性期の医療を行っている病院です。
介護療養型医療施設
病状が安定したあとも、吸引や経管栄養、気管切開などの医学的管理を必要とする要介護者が入所しています。ST(言語療法士)を含むリハビリテーションとの緊密な連携により、日常生活援助・在宅支援などを行なっています。
また、入所者はもちろん、職員・ボランティアも季節折々の行事やレクリエーションを一緒に楽しんでいます。
外来
平成22年3月1日、外来再編成が行われました。外来棟2階フロアーに全ての診療科が統合され、患者さんの院内移動(歩行量)軽減にもつながりました。7月から電子カルテの導入で、業務の効率化も図れています。分院の外来はコンパクトではありますが、当院を信頼して通院されている地域の患者様に、安心して医療の継続をしていただく様に努力しています。
医療療養型病棟
急性期の治療を終えたものの、退院までにもう少し自信をつけたい方に看護介護のための指導、必要な調整事項の洗い出しなど医療と福祉、地域との橋渡しをします。
高齢者以外でも療養の必要があればお受けしています。
看護師、介護福祉士、ケースワーカー、リハビリテーション、栄養士など患者さん、ご家族の経過および身体状況を把握し、在院中はもとより、退院後の支援体制も充実しています。
一般病棟
4F病棟は、内科、外科での治療を主とした患者さんのための病棟です。
専門医から継続治療、経過観察の必要な方を引き継いで、医療サービスを提供します。
治療が終了して生活の場に帰るための支援をさせていただいています。
介護病棟・療養型病棟との連携も充実していて、退院後の生活相談を受けています。
地域住民の方々が、安心して利用していただけるように病棟作りに看護の力を発揮し、病棟スタッフ一同努力しています。

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